工学系大学院生の備忘録

これまでの学生生活での経験,感じたことなどを簡単に綴ります。

【高専に興味がある人向け】高専は本当に留年する?

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こんにちは。はにーはんたーです。

私は中学卒業後,国立高等専門学校(以下,高専)に進学しました。
ところで皆さんは,高専という学校をご存じでしょうか。

専門学校と間違われがちですが,全く違います。

また高専については,しばしば「実験やレポートが厳しそう…」「留年率が高そう…」などということを耳にします。

そこで今回は,高専をよく知らないけど入学を考えている中学生向けに,高専についてご紹介したいと思います。


高専とは

高専は,高校3年間 + 短大2年間の計5年制の学校です。
卒業すると,短大卒と同等とみなされ「準学士」の学位がもらえます。

ほとんどの都道府県に1校,1キャンパス以上あり,多くの学科が理系です。
そのこともあってか,高専の授業は数学・物理などの理系科目は進みが早く,国語・社会などの文系学科はとてもゆっくり進みます。

中学時代までに,自分は理系脳であると確信することができたのであれば,高専に適性があるかもしれません。


高専は本当に留年する?

タイトルにもしましたが,高専の受験を考えている中学生は気になりますよね,これ。
この問いに端的に回答するならば,「努力しなければ留年する」になると僕は思います。

僕のクラスは,入学から卒業までに42人中14人が留年しましたが,14人が上の学年から留年してきたので結果プラマイゼロになりました。
単純計算で留年率33.3%になるので,とても高く感じますよね。

さすがに僕のクラスは高専の中でもトップクラスの留年率なので,どこの学科も33.3%留年するわけではありません。
留年率にもピンからキリまであります。

留年していく人の特徴には,主に以下のものがあったように思います。

  • 課題を期限までに出さない
  • 試験前になっても勉強しない
  • 部活や学生会活動に参加しない

これらの特徴から,何事にも努力できず,挫折してしまう学生が留年しやすいということがわかるかと思います。
しかし適性などの問題もあるので,一概に本人だけの責任とは言えない部分もあります。

逆に言えば,何事にも頑張って取り組んでいれば,先生たちが助け舟を出してくれたりするので,留年しづらくなります。

努力する学生は基本的に留年しないので,そこは心配しなくてもいいかと思います。


まとめ

高専と留年についてご紹介しました。
割と特殊な学校なので,今後も高専に関する記事を書いていこうと思います。

この記事で,留年を心配して高専を諦める中学生が1人でも減ることを願っています。